鍋包肉とは?中国東北名物の甘酸っぱい豚肉料理を紹介

中国東北地方

「鍋包肉」とは?

鍋包肉は、中国東北地方・ハルビン発祥として知られている豚肉の揚げ料理です。現在では東北料理店の定番メニューとして、中国各地で親しまれています。

中国語では、锅包肉(guō bāo ròu)と書きます。発音は「グオバオロウ」に近いです。

主な材料は、薄切りの豚ヒレ肉やロース肉です。衣をつけて2回、油で揚げ、最後に酢と砂糖を中心にした甘酸っぱいタレを絡めて仕上げます。
揚げた衣は黄金色、表面はカリッと香ばしい一方で、中の豚肉はやわらかく仕上がります。

発祥はハルビン!清末に生まれた東北料理

鍋包肉の発祥地は中国黒竜江省・ハルビンです。清朝末期である1907年、行政機関であるハルビン道台府の料理人だった鄭興文(チェン・シンワン)によって考案されました。

当時のハルビンにはロシア人をはじめとする外国からの客人が多かったことから、彼らの味覚に合わせるために、もともと塩味や旨味が中心だった肉料理を、酢と砂糖を使った甘酸っぱい味付けへ改良したとされています。

また、鍋包肉はもともと「鍋爆肉」と呼ばれていたそうです。強火で手早く炒める調理法に由来する名前でしたが、ロシア人客が「爆」の音を「包」に近い形で発音したことから、次第に「鍋包肉」という名前が定着したといわれています。

東北料理チェーン「黑马小灶・锅包肉」

中国で鍋包肉を食べるなら、東北料理店に入るのが一番です。

今回紹介したいのが、大連旅行中に訪れた東北料理チェーン「黑马小灶・锅包肉(Hēimǎ xiǎozào guō bāo ròu)」です。店名からもわかるように、鍋包肉を看板料理として掲げるお店です。

▲店内の内装で非常に印象深かったのが、壁面に輝く「世界锅包肉大赛金奖餐厅(世界鍋包肉コンテスト金賞受賞店)」の文字。2024年に開催されたイベントでチャンピオンの一人に輝いた料理人が、このチェーン(瀋陽のとある店舗)で勤務されているそうです。
中国東北料理の大会で「世界コンテスト」っていうのがちょっと面白かったです。笑

▲私が大連で食べた黑马の鍋包肉は、見た目からして食欲をそそる一皿でした。

歯応えのある豚肉に甘酢ダレが絡み、表面にはほどよい照りがあります。酸味がきちんと感じられる味付けだったので、揚げ物なのに重たくなりすぎないのが印象的でした。

個人的に、日本人の味覚に馴染みやすい料理だと思います!辛い料理が苦手な方、中国料理に慣れていない方に、鍋包肉はぜひともおすすめしたいメニューです。ショッピングモール内の店舗であれば入りやすく、観光中の食事候補にもぴったりです。

中国旅行でどんな料理を食べようか迷ったら、ぜひ鍋包肉も候補に入れてみてください!

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